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ギャラリーなつか 会場風景
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作品近景
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ギャラリーなつかb.p 会場風景
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「熱線譜」
死や破壊といった時間の境目に起きる変化は一瞬のできごとですが、これは、目にみえる現象上のことで、目に見えないものは、期限のない時間の中で漂い続けます。
例えば、戦争や暴力によって破壊された街のような、目にみえるものは、美しく再生されますが、原爆などで発生した放射能のような、目にみえないものは、長い年月 空気中に残り続けます。
また、人の心の傷なども、目にはみえませんが、深く長く 人の心を蝕みます。 私はこのような 目にみえないものに とても恐ろしさを感じます。
過去を忘れる、あるいは 諦めることによってのみ、未来があるのだとしたらそれはとても 残酷なことです。
廃墟のあとに力強く自生する植物をみると、複雑な気持ちになるのは私だけでしょうか?
はじまりと終わりの混沌とした、この世界で生きるという連鎖を 美しいと感じることは私にとって簡単なことではありません。
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