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阿部智子展 |
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2017.3.13(mon)−3.18(sat)
ギャラリーなつか
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≪中空のとまり≫ |
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「聯/断 Triage」
油絵具、ジェッソ、サンカラ―、バインダー、布用ペン、糸、綿ブロード、
木製パネル
2016 |
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みえるものとみえないもの、またはみえることとみること・・時間軸と空間軸はこれらの狭間で虹のように分解され、歪曲し、分裂を繰り返す。この重畳する時間と空間の間隙を縫って、作品は現出する。
モチーフは自分の子ども達と人形である。子どもたちと人形は、画上で逢着する。
人形は戦時中に焼夷弾を受け焼け出され、曽祖父の幾太郎から手当てを受けている。物資の少なかった時代に、敢えて施された手当てである。長男を戦争で失った幾太郎の手当ては、時代への手当てであり、次世代へのメッセージである。
重畳する時間と空間の狭間で中空に現れては消える像は、薄く長い布に掬い取られる。布には絞り染めが施され、アウラが取り戻される。メディアとメディウムは互いに絡み合い拮抗する。メディウムの不透明性の先に感性世界の場が現出し、その場はいつしか「中空のとまり」(泊=行き着くところ)となる。
或いは繋げ(聯)/或いは断ち(断)、選別(triage )を繰り返す。
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阿部智子 ABE Tomoko |
2017 schedule |
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1980 |
慶応大学法学部法律学科卒業 |
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2015 |
横浜美術大学 絵画領域卒業
東京造形大学院造形研究科美術研究領域修士課程2年 |
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【グループ展】 |
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1992 |
「オリンピック公式スポンサー記念コダックフォトコンテスト受賞者展」バルセロナ、スペイン |
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2014 |
「ひととカラダ展」横浜美術大学ギャラリー/神奈川 |
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2015 |
「みなものみかた展」アートラボはしもと/東京
「線を超えるかー溶け込む違和感ー」アートプログラム青梅/東京 |
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| | 【受賞・入選歴】 | 1992 | 「オリンピック公式スポンサー記念コダックフォトコンテスト」ふれあい部門銀賞 |
2012 |
「第48回神奈川県美術展」入選 |
2015 |
横浜美術大学学位賞 |
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