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小河朋司 濱田富貴
2016.11.28(mon)−12.17(sat)
Cross View Arts
小河朋司 OGAWA Tomoji
「C-T(color tint) Flowers -Gerbera-」
木、カチオン樹脂、アクリル樹脂、アクリル絵具、パテ、寒冷紗
151×151×16cm
2016
「C-T(color tint) Flowers -Chinese quince-」
木、カチオン樹脂、アクリル樹脂、アクリル絵具、パテ、寒冷紗
30×30×11.4cm
2016

「O-T(optical-tint) Rainbow in the cage -Insect cage-」F0キャンバス、ウレタン樹脂、アクリル樹脂、アクリル絵具、パテ、レジン樹脂
14×18×2cm
2016
「O-T(optical-tint) Flower pansy」
木製パネル、木、カチオン樹脂、アクリル樹脂、アクリル絵具、パテ、レジン樹脂
21×29.7×3.5cm
2016
展示風景

『リアリティのとどめ方』小さな葉や花が山や大地をその彩に染める。花が色彩に見えたらそのままで良い。とどめる為の自分の物差しを使いながら制作する。例えば原風景を思い出す中で、自然(巨石や水平線など)が自分の未知=無知=謎を与えてくれたように、作品は現実の世界で想像の種となってとどまり続けるのです。

 小河朋司 略歴
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2016 schedule


濱田富貴 HAMADA Fuki
「線維」
墨、雁皮紙、木製パネル 
50×22cm
2016
「回路」
墨、雁皮紙、木製パネル 
55×32cm
2016

「宙網」
墨、雁皮紙、木製パネル 
23×33.5cm
2016
「かたち−70 “星網”」
エッチング、アクアチント、雁皮刷り
91×106cm
2016
会場風景

今年の夏、仕事場でお世話になっている人から箱に詰められた沢山のドライフラワーを頂いた。その中に5〜6pくらいの、網目状の繭の形をしたものが入っていた。恐らくこれは植物ではなく、昆虫の抜け殻だと思うのだが、手のひらで転がして何となしに見ているうちに、これがただの網目ではなく、なにか別のとてつもないシステムの一部を見ているような気がしてきた。丸く、芸術品のように美しく編み込まれたそれは、まさしく“宇宙の大規模構造”そのものの形ではないのか?手のひらに宇宙があり、その瞬間その構造を上(外側)から見ていると気付いた時の衝撃。
組み込まれた法則に従って構築されている万物とその共通性。中でも植物はそれを最も顕著に示してくれる、私にとってのこの世界のからくりへの入り口だ。
小さな細胞組織が繋がって1つのものを形成、拡大していくイメージを描きとめていく事。それはきっとこの世界の始まりと終わりに繋がっているはずなのだ。
植物と共に、宿主の命を守ってきたはずの、とても丈夫なこの繭が答えの1つを出している気がした。



 濱田富貴 略歴


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