小林 浩展
2004.8.30(mon)-9.18(sat)
ギャラリーなつか&b.p
ギャラリーなつか 会場風景/小林浩 ギャラリーなつかb.p 会場風景/小林浩
ギャラリーなつか 会場風景
ギャラリーなつかb.p 会場風景

"無意味な無垢"/小林浩 "青い鳥"/小林浩 "ピースウォーク"/小林浩
「無意味な無垢」
キャンバスにアクリル絵具
H130.5×W97cm
2004
「青い鳥」
キャンバス・パネルにアクリル絵具
H182×W292cm(2枚組)
2004
「ピース・ウォーク」
キャンバスにアクリル絵具
H145.5×W145.5cm
2004


私の制作は、画面に1つの点を打つことから始まる。支持体、地塗りや絵具同士の物質性の係わり方などが、一連の動作で関係付けられることにより絵画が造られてゆくこととなる。いつ、どのような状態で、どう画面に接するのか、何の絵具でどのような道具を用い、どのような動きで描くのか。そのような事が連環され、絵画の姿が現れてくる。それらは計算できるものではなく、画面のみが知ることを、描き手が感知する時を待つしかないのである。一瞬にして感知できる時もあれば、何日も待たなければ画面からの声を聞くことが出来ない場合もある。
今回の箱の作品は「絵画」である。私の作品は常に試みである。絵画というものを実験にかけ、そこで見えてきた事が次の作品への手がかりになる。言わんとする事が、総体として浮かび上がってくればよいと考えている。この作品もそのような中から生まれてきたものである。したがって、ここで見えてきたものは完結されたわけではなく、またここから開始されるのである。


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2004 schedule






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