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「瓦礫シェアプロジェクト」
石巻市渡波海岸に漂着した木材瓦礫のチップを詰めたペーパーウェイト。
各φ52×H36mm
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「Postcards, 6 June 2012 Ishinomaki Miyagi Japan」
石巻の被災建造物の写真(絵葉書)49枚で構成したパネル
H728×W1030mm
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「2012年6月6日宮城県石巻市」
H152×W216cm
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C-View会場風景 |
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2012年6月6日早朝、夜行高速バスは宮城県石巻駅に到着した。
海岸に漂着しているであろう木材を拾うのが目的の旅である。
旧北上川にかかる橋を渡ったあたりから、壊れた建物が目につきだした。
瓦礫があらかた片づけられたことで、被災した家全体が丸見えになり、痛々しい。
ようやくたどりついた渡波海岸には予想通り板や角材が流れ着いている。
あらかじめ持参した段ボール箱にそれらを詰め込んでスタジオに送った。
東日本大震災で被災した人々に対して、芸術は役にたてるだろうか?
自問自答が続く中、私は自分ができる小さなことから始めようと思った。
そのひとつがこの「瓦礫シェア・プロジェクト」だ。
漂着木材瓦礫を詰めたペーパーウェイトを販売し、
収益を被災地の復興支援に役立てていただくプロジェクトである。
木材瓦礫を分かち合うことが、
被災者の心の痛みを分かち合うことに繋がることを願っている。
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